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03.31
Thu
本日の日経新聞に「認知症の人や要介護高齢者 福祉避難所 頼みの綱」という記事が載っていました。

東日本大震災で被災した認知症の患者や介護が必要な高齢者を、宮城県石巻市の市立稲井中学校内に設けられた緊急の福祉避難所が受け入れていると報じております。
手掛けたのは石巻市立病院の医師、森安章人さん(54)。
震災で県内の病院が満床状態になるなか、「介護が必要な被災者の行き場がなくなっている」として、対策の必要性を訴えています。

本日のテレビ報道でも仮設住宅が急ピッチに立ち上がっている様子が映っておりました。今、最も必要な仮設住宅は高齢者住宅ではないでしょうか。医療と介護が総動員して受け入れ体制をつくらねばなりません。

森安さんが福祉避難所の準備を始めたのは、被災7日目の17日。石巻赤十字病院から「介護が必要な被災者を受け入れる避難所をつくってくれないか」と依頼を受けたのがきっかけといいます。勤務先の病院が被災して仕事場を失い、震災現場で医師として何かできないかと考えていた森安さんは快諾。同日午後には中学校の床に畳を敷き、寝たきりの高齢者を介護する福祉避難所を立ち上げられました。

最近は一般の避難所で世話をしていた家族が、慣れない避難所生活で介護疲れに陥り、福祉避難所を頼るケースも少なくないといわれます。皆さんが疲れておられます。

仮設住宅の着工が各地で始まりつつあるが、避難生活は長期化が予想されます。森安さんは介護専門の仮設住宅をつくることを提唱しています。「早急に社会的な受け皿を作ることが必要」と訴えています。

幼児、高齢者,病人等弱者の救済を何よりも優先して組織的に行わねばなりません。
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