12.31
Sat
昨日につづいて、組織の強さを取り戻すヒントから話を進めてみたいと思います。日経新聞社・日経リサーチが今年7月に実施した「働きやすい会社」調査結果が報告されています。
まず人材育成・活用のカテゴリーの項目では全般的に組織の下位層は上位層に比べて、人材育成と活用の両面で組織力が低下していると感じているようだと述べられています。
次に組織のまとまりに関する項目では、上司と部下のコミュニケーションについては同意が半数弱程度、更にビジョンや理念の浸透については上位2階層(課長以上)でも同意が半数を少し超える程度と、あまり高い数字とはいえない。上位層と下位層の差が激しく、組織のまとまりについては階層別の隔たりが際立っている。上位層が下位層におえる組織力の低下に気づいていないとの見方もできる。
いずれにせよ、企業が長期的に競争力を維持していくためには、組織としての強さを維持しなくてはならない。今後注意すべき点を2つ挙げられています。
1つ目は、組織としての仕事経験を通じた人材能力開発体制の再構築である。人を育成するのは、仕事を離れての訓練や研修ではなく、仕事を通じての経験が主である。
学びの多い「良質の経験」が人を育てるのである。
企業は、グローバル化や新事業の創造など、喫緊の戦略目標に的を絞った人材開発の為に良質の経験が潜在能力の高い人材に割り振られる体制を整え、実務を通じて有効に能力開発を進める組織を造るべきだろう。
2つ目は、組織結束力構築への注力である。具体的には、「組織開発」と呼ばれる、理念やビジョン、体制にしたい価値観などを浸透させることで、組織のまとまりや円滑なコミュニケーションを確立していくための施策である。組織としての一体感を維持しつつ、多様な個人の自律的な貢献を引き出すために、先進的なベンチャー企業などで利用されることも多い。我が国でも人材の多様化と組織の自立分権化が進む中で、組織の結束や理念やビジョン浸透により再構築することが重要な時代に入ってきた。
本日は今年最後のブログとなります。来年をより戦略的に生きるために、上記の2つのテーマ、「人材育成と組織開発」をテーマに取り組みを進めて参りたいと思います。
この1年間皆様には大変お世話になりました。ただただ感謝の1年でした。来年が更に新しい飛躍の年となりますように皆様のご多幸とご発展をお祈りいたします。
まず人材育成・活用のカテゴリーの項目では全般的に組織の下位層は上位層に比べて、人材育成と活用の両面で組織力が低下していると感じているようだと述べられています。
次に組織のまとまりに関する項目では、上司と部下のコミュニケーションについては同意が半数弱程度、更にビジョンや理念の浸透については上位2階層(課長以上)でも同意が半数を少し超える程度と、あまり高い数字とはいえない。上位層と下位層の差が激しく、組織のまとまりについては階層別の隔たりが際立っている。上位層が下位層におえる組織力の低下に気づいていないとの見方もできる。
いずれにせよ、企業が長期的に競争力を維持していくためには、組織としての強さを維持しなくてはならない。今後注意すべき点を2つ挙げられています。
1つ目は、組織としての仕事経験を通じた人材能力開発体制の再構築である。人を育成するのは、仕事を離れての訓練や研修ではなく、仕事を通じての経験が主である。
学びの多い「良質の経験」が人を育てるのである。
企業は、グローバル化や新事業の創造など、喫緊の戦略目標に的を絞った人材開発の為に良質の経験が潜在能力の高い人材に割り振られる体制を整え、実務を通じて有効に能力開発を進める組織を造るべきだろう。
2つ目は、組織結束力構築への注力である。具体的には、「組織開発」と呼ばれる、理念やビジョン、体制にしたい価値観などを浸透させることで、組織のまとまりや円滑なコミュニケーションを確立していくための施策である。組織としての一体感を維持しつつ、多様な個人の自律的な貢献を引き出すために、先進的なベンチャー企業などで利用されることも多い。我が国でも人材の多様化と組織の自立分権化が進む中で、組織の結束や理念やビジョン浸透により再構築することが重要な時代に入ってきた。
本日は今年最後のブログとなります。来年をより戦略的に生きるために、上記の2つのテーマ、「人材育成と組織開発」をテーマに取り組みを進めて参りたいと思います。
この1年間皆様には大変お世話になりました。ただただ感謝の1年でした。来年が更に新しい飛躍の年となりますように皆様のご多幸とご発展をお祈りいたします。
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